直近の決算概況

2021年12月期第1四半期の概況

当第1四半期連結累計期間において、世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響からいち早く回復した中国経済の拡大や先進国経済の持ち直しの動きが継続し、徐々に回復しつつあります。一方で感染症の再拡大や世界的な半導体不足の懸念、米中問題の長期化等、依然として先行き不透明な状況が継続しております。

わが国でも一部の業種における輸出や生産の持ち直しがみられたものの、依然として感染症拡大の影響は継続しており、全体的な回復には暫く時間を要するものと思われます。

このような経済環境の中、当社グループにおいては、引き続きノートパソコン向けコネクタの需要が旺盛であったため電気・電子部品事業が伸長した他、自動車部品事業、設備事業も回復いたしました。

電気・電子部品事業は、コネクタを中心に高水準の受注が継続し好調に推移しました。製品別では、細線同軸コネクタや基板対基板コネクタがリモートワークの普及に伴い、ノートパソコン市場が活況であったことを受けて、当初の予定を上回るペースで伸長しました。アンテナ用超小型RF同軸コネクタは、スマートフォン向けは低調であったものの、パソコンやルーター等のネットワーク機器向けが増加しました。また、FPC/FFCコネクタは、外出自粛に伴う巣ごもり需要が追い風となり、ゲーム機向けの需要が拡大しました。HDD関連部品は、新型コロナウイルス感染症に起因するサプライチェーンの混乱が解消に向かったことに加え、データセンターや監視カメラ向けの需要が引き続き堅調に推移しました。

自動車部品事業は、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んでいた自動車販売が2020年後半にかけ北米や中国市場を中心に持ち直したことを受けて、車載用センサやLEDヘッドライト等に使用されるコネクタの需要が増加しました。車載半導体の供給不足に伴う自動車メーカーの生産調整懸念が一部にあるものの、現時点では受注状況に大きな影響は見られず、全体として回復傾向が継続しました。

設備事業は、世界的な半導体の供給不足懸念が続く中、半導体メーカーの増産投資意欲が高まっていることを受けて、半導体製造装置の受注が増加しました。中でも、車載向けの半導体パッケージに使用される封止装置や金型、パソコンやスマートフォン等のモバイル機器に搭載される薄型半導体向けの自動テープ貼付機が好調に推移しました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は16,066百万円(前年同四半期比26.3%増)、営業利益1,861百万円(前年同四半期比539.1%増)、経常利益2,364百万円(前年同四半期比292.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,681百万円(前年同四半期比271.3%増)となりました。