直近の決算概況

2021年12月期第3四半期の概況

当第3四半期連結累計期間において世界経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んだ先進国や中国では一旦景気回復が見られたものの、感染力の強いデルタ株等変異種の流行もあり、減速懸念が強まってきました。

わが国では、製造業を中心に設備投資や生産活動が持ち直しており、輸出も増加傾向であるものの、個人消費関連業種で停滞が見られており、先行きは依然として不透明な状況で推移しております。

このような経済環境の中、当社グループは、ノートパソコン向けコネクタの受注が引き続き好調であったことに加え、自動車部品事業、設備事業も概ね好調に推移しました。

当社グループの電気・電子部品事業は、民生用コネクタが直前四半期に引き続き好調に推移しました。製品別では、旺盛なパソコン需要を背景に細線同軸コネクタや基板対基板コネクタ等が伸張しました。アンテナ用超小型RF同軸コネクタは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり需要が下支えし、高速通信に対応したルーター向けを中心に好調を維持しました。HDD関連部品は、クラウドサービスの利用拡大等に伴いデータセンターの市場規模が拡大していることを受けて、大容量HDDの部品需要が拡大しました。

自動車部品事業は、足元では、半導体不足や東南アジアにおける新型コロナウイルス感染症再拡大等に伴い、自動車メーカーが減産に転じた影響を一部受けたものの、自動車需要が総じて堅調に推移していることやヘッドライトのLED化・高機能化の進展等もあり、車載向けセンサやコネクタを中心として高水準の受注が継続しました。 

設備事業は、世界的な半導体の需給逼迫を受けて、半導体メーカーが製造装置の前倒し発注を実施する等、積極的な設備投資を継続したことから、半導体樹脂封止装置や金型の受注が好調を維持しました。また、薄型半導体の製造に使用される自動テープ貼付機も好調に推移しました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は50,081百万円(前年同四半期比29.3%増)、営業利益5,701百万円(前年同四半期比274.8%増)、経常利益6,418百万円(前年同四半期比293.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,955百万円(前年同四半期比456.9%増)となりました。