職種ダイジェスト

お客様の要望に応えるために、何度も創意工夫を重ねる
自分の考えを設計に反映できる、やりがいある仕事

製品開発ってどんな仕事?
電子部品事業部 製品開発部
製品開発

お客様の要望に応えるために、何度も創意工夫を重ねる
自分の考えを設計に反映できる、やりがいある仕事

製品開発の仕事内容:
5Gなど高速通信に対応する精密部品を創造、設計する

私の所属部署は、電子部品事業部 製品開発部 技術開発課で、5G(次世代移動通信システム)をはじめとする高速通信に対応する製品の開発をしています。特に今はコネクターの開発がメイン業務になっています。競合各社が類似製品を開発している中で、性能を高めたり機能を追加したりして付加価値を高め、市場で唯一だといわれる特徴を出していくことがミッションです。
お客様からうかがった用途やご要望を最大限に実現する性能を追究し、形状のモデリングを完成させます。そして、それをお客様に提案して検討・採用いただくのが主な業務の流れです。I-PEXのコネクターは速い信号を送ることに関して強みがありますし、同様の機能でも様々なスペックにお応えできる製品群を持つことから、多くのお客様に選ばれています。また、お客様のご要望に応え続けられる高い技術力と豊富な知見を有していることも、I-PEXの強みだと自負しています。
私個人としては、入社後から精密部品のモデリングを担当してきました。そして現在は、高速通信と関連が深い高周波の専門性や評価体制をさらに強化する目的で、ある大学の研究室に在籍して、座学や実験にいそしむ毎日を送っています。

製品開発のやりがい・面白さ:
責任は大きいが、製品形状に自分の理想を反映できるのが面白い

製品開発の最も楽しいところは、ものづくりに一から携われる点だと思います。私が扱う製品はどれも独特な形状をしていますが、そのすべてに理由があります。そうした知見を蓄えつつ、新たな設計に活かしていくことになります。工夫や想像力が、効果や結果につながる世界、そこが製品開発の醍醐味だと捉えています。
開発する精密部品の用途は、自動車・パソコン・ロボットなど、さまざまです。お客様のご要望はサイズと用途のみで、形状には指定がないケースが多く、設計者の創造力に任されています。そういった観点で責任が大きいだけに、自分の理想を追いかけることができます。思いを込めて自分が開発した製品が世の中で評判を得て広まることは、やはり大きな誇りになっています。
私は、人間の身体の構造や日々身近で使っている文房具などからインスピレーションを受けて、設計に反映させることがあります。すぐに思いつくものは既に誰かが気が付いている可能性が高いですし、直接的には関係の無いように見える分野に発想を求めることのほうが、より独創的で付加価値の高いものになると経験的に学んできました。ときには常識にとらわれない勇気も必要です。

製品開発で苦労した経験:
アイデア創出に行き詰まったが、先輩のアドバイスで新たに着想

新しい製品アイデアの創出、既存製品の問題改善といった仕事は、やりがいを感じられる仕事です。しかし、お客様に満足していただくまでに何度も苦労を重ねることが多く、決して簡単に達成できるものではありません。
ある案件で、お客様からのご要望が精度の面で厳しく、期待にお応えできる設計ができず、悩んでいました。そこで、先輩に相談したり、同年代の人に聞いて回ったりして、新たなアイデアを生み出す着想や助言を得ることができました。その結果、お客様の要望を満たす性能を実現できる製品を完成させ採用いただけたのです。I-PEXの社内には先輩方や同僚とのコミュニケーションを取りやすい環境が整っているからこそ、このような良い結果につながったのだと思います。
アイデア創出に限らず、業務のあらゆることに関して、先輩や同僚に相談してアドバイスをもらうことで、製品の問題改善や自身の業務見直しなどがスムーズに実施できています。逆に私が相談を受けることもあり、みんなで助け合いながら業務にあたるのが、I-PEXの文化です。

将来の理想像:
機械設計と電気設計、双方を極めたエンジニアを目指す

私は、高周波に関する知識を増やし、測定を学ぶことで専門性を高めつつ、最終的には機械における設計と電気における設計の両方を極めたエンジニアになりたいと考えています。必要なのは知識だけではなく、実践を重ねることが非常に重要です。
また、自分が大学で得た専門性を社内で発揮し、多くのスペシャリストを育てることも、今後の大きな目標になると考えています。これからは専門性を持った人材が重要になると思います。しかし、自分だけがスペシャリストになったとしても、できることは限られます。多くのスペシャリストが育ち、集まることで、より難しい課題も乗り越えることができるようになると思っています。
現在は部品単体の開発に携わっていますが、将来的には回路設計や基盤設計の仕事もしてみたいと考えています。5Gに関しては電波塔やその評価・検証などにも興味を持っています。この分野はかなり専門性が高い分野であるため、まだまだ勉強が必要だと認識し、日々の設計業務に臨んでいます。

  • 部署名、年数表記はインタビュー当時のものです。

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